夏休み旅行 8/23編

・8/23 晴れ

早朝、勇んで釧路を出発。向かうは根室、北海道最東端の納沙布岬です。ひたすら国道44号線を走りました。

一心不乱に3時間ほど運転し続けていましたが根室市に入った途端に眠くなり、風蓮湖湖畔の道の駅に停めて仮眠。日差しを避けても暑かった。

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湖の向こうに春国岱(しゅんくにたい)が見える。さらにその向こうはオホーツク海。ついにここまで来たんだね…。

根室方面は、好きな人にはたまらない独特な地形のオンパレード。温根沼(オンネトー)をまたぐ橋からの眺めに感嘆するうちに、北の方に山影が見えてくる。知床半島かな。いや、もしかして……国後島!?。まったく予備知識もなく判別がつかないので、ちょうど近くにあった北海道立北方四島交流センターを訪ね、確認してみることにしました。

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おお、やはり。

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国後島の羅臼山がはっきり見えているのです。

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もっと遠いのかと思っていたけど、こんなに近かったなんて。

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心は逸る。おりしも根室市街では北方領土返還を祈念してのマラソン大会が行われており少々遠回りしなくてはならなかったけれど、のんびりした風景を眺めつつ岬へと向かったのでした。

というワケで、目的地の納沙布岬に到着。

ここで、ケータイW63CAとデジカメCX1の写りを比べてみましょう。「四島のかけ橋」にて。

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W63CA。

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CX1。空の青さはこちらの方が好みだなぁ。

それはともかく。

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仰る通り。胸に染みます。

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先ほどとはちょっと角度が異なる羅臼山。やはり国後は近い。

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この花、なんという花だろう。いくつも可憐に咲いてました。

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ああ好天ありがたし。右は納沙布岬灯台。すぐ近くの岩場に、難破したロシア船の残骸がかろうじて見えます。ほとんど原型留めておりません。

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ああ、切なき願い。全千島のみならず樺太まで帰ってくる可能性、いかほどか。だがその意気や尊し。

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本土最東端まで、ついに来たんだね……。

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多くの善男善女が訪れていました。皆、四島に思いを馳せていたことでしょう。

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岬からすぐ近くの施設「北方館」にて、無料の望遠鏡から眺めた貝殻島灯台。上げ潮だったのか島のほとんどは波に洗われていました。

それにしても近い。このとき妄想していたのは、納沙布岬からじわじわと土砂を盛ってゆき本土最東端をそっと東へ伸ばして、貝殻島から水晶島あたりまで繋げちゃえばいいのにな…なんてことでした。あ、こりゃいけない、ロシアに北海道全体の領有権を主張されかねないて。

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有料でも昇らないわけにはいかないでしょう、そびえ立つ笹川記念「平和の塔」。

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ああ歯舞群島、水晶島の夏。100mの高さを持つ平和の塔からはこんなにくっきり見えます。望遠鏡じゃなくて、カメラの望遠(7倍ほど)だけです。

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こんなに近いのに、手が届かない。「国境」の非情、残酷さをまざまざと実感させられざるを得ない場所、納沙布岬です。

そんな中でも命がけで漁を行っている方々には頭が下がります。せめてものとの思いで、みやげ店でたくさん買わせていただきましたですよ。

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いかん、もう午後2時。昼食はともかく、今日中には苫小牧に帰れないな、こりゃ。

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根室駅。有人駅としては本土最東端の駅。単純に東端は東根室駅(無人)。

昼は駅前で食べてゆこうか、出来ればエスカロップを食べたい。と、車でぐるぐる回ってみるも、ガイド本に載っていた店はどうにも見つからずにやむなく西へ向かう。

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結局、風蓮湖まで戻ってペンション兼レストランなお店に寄り、念願のエスカロップを注文。タケノコ入りバターライスにトンカツを乗せ、デミグラスソースを掛けたもの。とても美味しかったです。とりあえず根室でのミッションは終えた気分。

帰りも山の中の国道44号線を通る必要はないので、海沿いの道をゆくことにしました。その道の名は、北太平洋シーサイドライン。

地形萌えにはたまらない、印象的な入り江や島影が連なります。夕刻も迫りその都度シャッターを切るわけにはいかなかったのが悔しい。いずれまた来ますよここには。

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まるで空母のような、霧多布島。浜中町の町役場はこの島にあるんだそうで。行ってみよう。

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島へ渡る橋に向かう道で、こんな風景に出会いました。思わず車を停めて撮影。満ち潮だからとは思うけど、手前の沼と海との間の陸地は100mもないんじゃないでしょうか。後で地図で確認してみたところでも200mないくらいの砂州のような土地。なんというか、たまりません。住んでいる方には申し訳ないながら、「千と千尋の神隠し」で千尋の乗った列車からの眺めを彷彿とさせます。 波が荒いときはいったいどうなるのだろう。

霧多布湿原を抜け、ひたすらシーサイドラインを走ります。BGMは渡辺満里奈のアルバム「EVERGREEN」。

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ここは厚岸湖。道すれすれまで海水が来ています。この中に牡蠣がいっぱいいるのでしょう。

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夕暮れの写真しか撮らなかったけれど、この日の朝に釧路町から厚岸町に入った時、厚岸湾が一気に目の前に広がった際の感動は忘れられません。何とも素晴らしい眺望で、思わずQlairの「約束」を歌ってしまったほどです。♪やっと 窓から見えた海~。

また来ます。もう、来年の夏休みは厚岸拠点に牡蠣三昧、地形巡り三昧でいこうと決めましたよ。またひとり旅かどうかは神のみぞ知る。

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ようやく釧路に戻って18時。日没間近、急げ急げ。そういや道東のクルマはずいぶん煽るねえ。こちらも結構な速度を出しているにもかかわらずグングン迫る。祈る、交通安全。

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納沙布岬から予約をしておいた帯広のビジネスホテルに着いたのが午後9時頃。いささか疲れてひとりで飲み歩く気にはならず、開いていたジンギスカン屋で遅い晩御飯を取り、一日を終えたのでした。

翌日24日は雨の予報があったので早起きして日勝峠を超え、早めに苫小牧へ帰ってきました。天気の心配さえなければ昼くらいまでのんびり過ごし豚丼も食べられたのでしょうけれどもね。ま、また今度の楽しみに残しとこうってことで、夏休みのひとり旅、おしまい。