ガールズ演劇「みちこのみたせかい」を観たよ

 ガールズ演劇。昨年から札幌でも行われている、アリスインプロジェクトによる演劇プロデュース企画です。舞台に出て来るのは女性のみ。アイドルや女優さんが大勢…という印象。昨年は観覧に至りませんでしたので、詳細を知りません。平岸我楽多団という番組でドキュメントが紹介されていたのをちらりと見たのみでした。

 2017年は5月17日から21日までの開催。久保田れなさんも出演者のひとりとして参加することになりました。彼女のファンとしては一も二もなく、観劇することを決めていました。楽しみとしか言いようがありません。計画休も取って、準備万端。5月18日と19日が休みで、直前までに18日夜公演と19日昼公演のチケットを取得しておりました。

 ところが。

 日々の無理が蓄積してしまっていたのでしょうか。体調不良により小屋入りの直前に倒れてしまったれなさん。入院を余儀なくされ、やむなく降板となりました。

 舞台は代役を立てて行われます。ご本人からのツイートで示されていた「私がいなくても観てね」との願いを受け止め、予定通り観に行って参りました。

 パンフレットを買いました。手元に置いておきたくなるすてきな造りです。全出演者の紹介がわかりやすく、きれいな写真が大きく使われています。

 グッズ販売されていたれなさんの写真は、気付いたら全種類を買っておりました。さすがはプロカメラマンさんの撮影。全てとっても綺麗です。なんだか懐かしい記憶がよみがえる、スタジオ撮影の写真。

 入場。最前列は思っていた以上に、舞台にとても近かったです。(開演時間よりずっと前の撮影ですよ念のため)

 作品の中盤で私の涙腺を刺激する展開があり、そこからは涙してしまいました。目尻から涙が伝う…、そんな感じでした。観る者にその後を色々と考えさせる、余白のある演劇だと思います。とても上質なSFを観ました。ファンタジックでした。ラテン語(?)の歌を聴く度に、何かしら静謐な儀式の中にいるような気分になりました。

 あまり細々書いてネタバレするのはイヤなので、作品についての感想はこの程度に留めます。演出の納谷真大さんには心からの賛辞を贈りたいです。すてきな時間、空間を本当にありがとうございます。

 久保田れなさんの代役を務めたのは宮田桃伽さん。劇団イレブンナインの、気鋭の新人さんです。

 観た2回とも宮田さんが出演しています。劇中の”カイ”のイメージは、私の中では彼女です。お姉さん役の廣瀬さんよりちょっと小柄で幼なげ。役として、姉以外の人たちに対しては少し距離があり、抑制が効いていて繊細な感性を持った人。そんな感じを受け取って、感情移入しておりました。代役を依頼されてから開幕まで、わずか2日しかない中での役づくり。想像を絶します。他の皆さんが49日間かけて作り上げてきた中に入って、堂々たる演技であったと思います。

 交流会ではまず彼女の頑張りを讃えたいと思い、宮田さんのところへ行きました。ゆっくり話せて良かった。いずれ、彼女自身がキャスティングされた役で登場する舞台を観に行きたいです。そんな機会がきっとありますように。

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 18日も19日もいい天気でした。ホテルの窓から眺めた三角山。

 19日の昼公演は、僕が観た2回めにして最後の公演回。

 前夜の公演の記憶が新しいので、世界がループしているような不思議な感覚。早くも初めの歌で、「またみんなに会えた!」という感覚に陥り涙腺から何かが溢れ出していました。嗚咽こそしなかったものの、最後までずっと泣きながら観ていました。いや、できれば号泣したかったです。ひとりで観て思う存分泣きはらしたい…。パッケージ化されたらいいのに、なんてね。アイ役の駒野遥香さんの、エコーの掛かった声が今でもふいに頭の中に響きます。

 さて、演劇が終わり、演者全員が壇上に揃ってご挨拶の時。

 れなさん不在のお詫びがあった後で、れなさんが退院したこと、この場に来ていることが明かされました。全く想像していなかったので不意打ちの気分。登壇したれなさんを観て泣いていました。見られてなければいいなと思います。

 退院したことの報告。不在のお詫び。代役の宮田さんへの感謝の言葉。しっかりしていました。早く復帰したいとの思いが伝わりました。話を交わすことは出来なかったけれど、元気になったお顔を拝見することが出来て良かった。同じ空間にいることは叶いました。無理を押して来てくれてありがとう。嬉しいひと時でした。

 (いつから復帰するのかな…?)

 19日夜から20日の夕方まで、公式サイトはこの表示。休み明けの仕事をしつつも、やきもきしながら時折チェックしておりました。

 20日17時を回ってしばらくして。20分頃に改めてチェックしてみたら、ついに表示が変わっていました。

 れなさん、20日夜公演から復帰! やった! 今日明日に残る3回の公演を観るあなた、幸せですね。素直に羨ましい。

 まだ公演が続いている20日の段階でこのブログを書いていますが、どうか、代役をしっかりと務めた宮田桃伽さんにも、千秋楽には大きなスポットライトが当たりますように。

【荒削りに書いていて恐縮ですが、時が流れていく前にひとまずアップ。他に出演された皆さんへの感想も、追って記していきます!】