2022年に交換した、自室チェアのガスシリンダー。
自室チェアのガスシリンダーを交換した話 | mashuu thinkin’
3年が経って、またガス抜けが起きてしまい、座面が下がる状況が発生。6月下旬のことです。
まだ使いたいチェアなので、前回同様新しいシリンダーに取り替えることに決め、通販にて購入しました。
夜中に注文して、その日のうちに届くという超高速配達でびっくりしました。実際に届くまで半信半疑でした。
北海道内に在庫があったのでしょうね。それにしてもものすごい速さです。しかも以前購入したものよりかなり安い。有り難いことです。
前回は国外からの配達に時間を要し、ひと月も掛かってしまったことを思い出します。
普通の金づちで叩き出し、チェア下部のキャスターが付いている樹脂パーツからシリンダーの外側部分を外すことは難なく出来ました。
シリンダー部の油に触れさせないようにカバーが付いており、シリンダーを露出させるためにテープ留めしておきます。セロテープでは弱かったので、後でガムテープに替えています。
この時点でようやく気づいたのですが、シリンダー取付部の金属が割れています。まぁ、先を急ぎましょう。
2022年に買ったパイプレンチ。物置の奥から再登場です。
外した後の、旧シリンダー。金属の穴に金属を嵌めているので、錆びれば容易に固着してしまいます。黒いのは油が固まったものか、それをシリコンオイルで溶かしたものか。色々と調べてみると、始めに使っていたシリコンオイルは粘度があるのであまりよろしくないそう。CURE5-56の方が良いとのことで、持っていなかったので買ってきて、改めてはめ込み部分に染み込ませました。
力を込めてパイプレンチでシリンダーを回転させようとするのですが、ビクともしません。潤滑剤と一緒に買ってきた1mの鉄パイプをパイプレンチの柄に嵌めて、テコの原理でじわじわと回転させました。ゆーっくりと動き始めたら、外れるまであっという間でした。
ただ、あまり錆びついてはいないようにも見えます。素人目ですが。
外した後。座面裏の、割れてしまった取り付け部がよく見えます。まだ、大したことはないと思っていました。
新品のシリンダー。
座面側を嵌めて一件落着! としたかったのですが、そうはいきませんでした。
割れてしまった金属は構造的に重要な部分でした。結論から言うと、買ったばかりのシリンダーもまた、ガス抜けしたのです。
修理後、座ると一瞬座面が下がる時がありました。一瞬前のめりになった時にグッと金属がめくれた感覚もありました。座面裏を見ると金属の割れが広がっていて、修理前同様にガスが抜けるようになってしまったのです。
座り方で集中的に力がかかり、限界に達したのが6月下旬のこと、だったのでしょう。割れた時にガス抜けが起きる状態になったのは、上の写真に見るオレンジ色の部分が、本来接触しないはずの部品(上下調節用のアーム先の部分)に接触しやすくなったからではないかと推測します。そう考えるとこの状況は説明できます。そして、外したシリンダーは、もしかしたらシリンダー自体のガス抜けは無かったのかも知れません。もう、修復できたと思ってリサイクルに出してしまったので、確かめるすべはありませんが。
長く愛用したチェアですが、6月下旬の時点で壊れてしまっていたのです。もう、このまま使い続けることはできなくなりました。破損部の形状を整えて溶接すれば直るかも知れませんが、設備などなく伝手もなく、新しいチェアを調達するコストのほうが明らかに低いです。
近日中に新しいチェアに替えます。ただ、シリンダー交換の経験を積むことは出来たので、無駄ではなかったと思うようにします。