- 出版社/メーカー: インディーズ・メーカー
- 発売日: 2005/09/24
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1時間ほどは観てたのですが、睡魔に襲われたため明日続きを観ます。
PCを閉じる前にWikipediaで「銀のエンゼル」の項を見てみたら、全国公開が2004年12月18日とのことでちょうど3年経った作品なんですね。たまたまですが不思議な気持ちになり、それだけのためにひとまず書きました。
(以下、12/19記)再開してみたら残りわずかでした。昨夜あと30分我慢して観とくべきだったか。
父と娘の葛藤、対立と和解を軸にした心あたたまる話でありました。道東が舞台で野っ原の中にポツンとあるコンビニというロケーションは興味深かったです。実在の店だったそうですがWikipediaによれば今年閉店したとか。行ってみたかったな~、残念。他にもガソリンスタンドの屋根から眺めた風景や、駅の雰囲気なども非常に宜しかったです。
鈴井監督の「man-hole」や「river」のようなTEAM-NACSメインのキャストかと思っていたら意外にも(失礼っ!)有名俳優さんがいっぱい出てくるし、娘役は今「ちりとてちん」にA子として出てる佐藤めぐみだし、もちろん大泉さんを始めTEAM-NACSのみなさんも次々と現れるので楽しかったですね。妙にしっかりした子供役の女のコも印象深かったです。う~ん、やっぱ劇場公開時にキッチリ観ておけば良かったか。
(以下ネタバレあり)
で、西島秀俊演じたあの青年。オーナーがばか丁寧に挨拶したせいもあって突如現れた感じがしましたが、もともとシフトに入っていたバイト君だったんですよね。前半全く勤務シーンを見かけなかったけど、せめて画面の隅っこにでも置いといてくれれば戸惑わなかったのに。伏線で観客に想像させつつ明かされた事実もありましたが、さらなる展開が語られるのかと思いきやファンタジーな味わいを残して終了。これはまぁそこらで抑えるのが良いところで、恐らく悪人を不要としていたこの作品を魅力的にこそすれ、おとしめるものではない。
本編の終わりが「伏線の回収全然まだジャン!」と思わせる段階だったのも少々不安ではありましたが、すぐにエンドロール中でジワジワ「その後」を見せてくれたので、観終えた後はスッキリ爽やかな気分になれました。背景がさほど語られない登場人物もちらほら出てきましたが、観客の想像力を信じているのが伝わったので問題ありません。
最後にもうひとつだけ難を言うと、後半に至るまでがいささか冗長。テーマとしてはよくある話なのだから、前半の散漫なエピソードをもっと絞るか、思い切って30分くらいに濃縮してテンポ良く畳みかけてもらえたら、ラストの小気味よさがもっと増したのではないかと思います。
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