間宮兄弟

昨年公開の映画ですがビデオソフト化後もつい観そびれていたものを、ようやく今日レンタルして観ました。根っこに流れていたのは人の心の温もり。

間宮兄弟(通常版) [DVD]

淡々と綴られる、共同生活している独身兄弟の日常。ちょっぴり奇妙な設定に面喰わせられているうちに、小学校の先生やらビデオ屋の店員やらの女性たちが絡み、何か変化が訪れそう…という話。小エピソードが連なりいささか冗長な感じもする作品ですが、観終えた後にほんわかした気分が残ります。

(以下ネタばれあり)

なんだかブルース・ブラザーズみたいなデコボコ兄弟のイイ人ぶりを描くのに相当の時間を費やしてましたね。大体の状況が掴めた所で『さぁ、何が起きる?』とワクワクしてたのに、ダイナミックな展開はとうとう起きないまま、また日常の暮らしに収斂して終わっちゃった。思わせぶりなラストが兄弟の未来は明るいかもしれないとの希望を描いててソコは〆としてはイイ感じでしたけど、だったらもっと短くまとめて欲しかったです。向かいのマンションの女性は何だったんだ~? 

先生役の常盤貴子はいくらメガネを掛けてても色っぽく見え過ぎて、何か起こすんじゃないかと思えたのに、まぁ、肩すかしでした。それゆえに不純な私には終始セクシャル方面での期待と緊張でドキドキさせられた作品と言えます。苦笑。

ビデオショップの店員の沢尻エリカと同居してる妹を演じた北川景子は良かった。最初は単に不躾なガキんちょだと思ってたら案外…という美味しい役どころでした。顔立ちは文句なくキレイだし本作以降も順調に実績を積み上げている様で、これから楽しみな女優さんですね。

そういえば途中、兄弟が着ぐるみを付けたカットインがしばしば現れたのはどうしてだろう。リアリズムでいくのかと思ってたら、心象風景が突然入ってきたようで戸惑いました。

納得いかなかったのは2つほど。まずは、淡いながらも恋愛が軸となっているこの作品にあって兄弟が寝る時まで一緒なのはナゼかという点。二人にプライバシーは存在しないのだろうか…。Hな気分になったらドーすんの(いや、兄弟でどうこうというのではないですよ、念のため)? 部屋数が少ないワケでもあるまいし、キモチ悪さのみが募りました。エンディングロール前のシーンのために必要だったのかなぁ。他に深い意味があったのかも。ううむ。

もうひとつは、ロール後ホントの最後のシーン。あれ必要かなあ? またしても戸惑わされました。「本作品はフィクションなので本気にするなよ」というメッセージとしか、私には受け取れませんでした。何か勘違いしてるかもなのですけれども。