リメイク版「日本のいちばん長い日」を観た

映画

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 いつでも観に行けるさと思っていたら9月になってしまいました。4日の休みに、公開が終わる前にスクリーンで観ておこうと思い慌てて映画館へ行ってきました。リメイク版「日本のいちばん長い日」。苫小牧の映画館ではまだ来週も上映が続く模様です。

 思っていたよりもしっかりと構成されていて好感を持ちました。オリジナルを観た人、小説を読んだ人、日本の昭和20年の終戦史に興味のある人ならば内容がスッと頭に入ってくるのではないでしょうか。

 街なかや各省官衙内の描写への違和感や、三宅坂のはずなのに起伏のある寺みたいな場所が陸相公邸になっていることへの違和感など上げていけば切りはないでしょうが、きっとこの映画は国外での上映を視野に置いているのだろうなと思うと合点が行きます。もしかしたらロシア映画の「太陽」へのカウンターパンチを意図した制作だったのかも知れないとすら思ってしまいました。日本人の手で、外国人にも理解出来得る表現で終戦期指導者層の様子をしっかり映画に残しておき、将来の間違った歴史解釈の芽を少しでも摘んでおきたいとの思いがあったのではないかなあ、と想像しながら観ておりましたねえ。

 ごく控えめな感想になってしまいました。キャスト的には麿さんに東條元首相役を演って欲しかったなあー、戸田恵梨香に気付かんかったー。というベタな思いも付記。

 

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 いずれDVDが発売されたとして手元にパッケージ版を置いておきたいかというと、個人的にはさほどでもありません。まぁ、気が変わることもあるかも知れないので断言は控えます。

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