キサラギ

連休中に観ておかないと後悔しそうだと思いつつも後回しになり、16日夜にようやく観た映画「キサラギ」。札幌ではシアターキノとユナイテッド・シネマ札幌での上映です。

応援していたアイドルが亡くなって1年目に、ファン5人が集いささやかな追悼会を行います。そこで語られる、恐るべき真実とは…!? って感じの密室劇です。これは舞台でやってもきっとイイ塩梅でしょうね。

あえて乱暴なコトを言いますが、およそウェブ上でアイドルのファンサイトをやってる人は(もちろんワタシも含めて)この映画を観ると、最後(の直前で)ちょっとジンと来ます。ワタシの近くの席で終盤くすくす笑ってた女のコたちがいましたが、さて彼女らにもアイドルファン男子の気持ちなんてちゃんと伝わったんでしょうか。

Coming Soon

以下はちょっと文句だったりします(ネタバレ注意)。

あんまりネタバレ書きたくないけど、アイドル本人は最後まで出てこない方が良かったと思う。そのアイドル役の女の子を出した事務所から「顔くらい出させろ」とかの横やりでも入ったのかな? この映画の場合、焦点となる人物自身は姿を現さないことで物語に普遍性が出たと思えるのに。写真や記事など眺めるシーンでも顔はぼかして終盤近くまでそれは貫かれていた。にも拘らず、出てきてしまったことで、挙句の果てに歌ってしまったことで、そして彼らに○○らせてしまったことで折角まとまったイイ話が一挙にくだらなくなってしまった。蛇足もイイところだ。

いや、ここまでは耐えた。百歩譲って受け入れようと思った。だが、さらに追い討ちを掛けるようにエンドロール直前で見せられたあのどんでん返しは何だ。映画を真剣に観ていた者をコケにするような終わり方に心の中で「とんだクソ映画だ」と毒づいて劇場を後にしたのでした。

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