本日休み。天気予報では雨なのですが、一向に降る気配がありません。薄日すら差しています。ならば撮影の練習をしようと思い海辺へと出掛けました。
お目当ては海の上を気ままに飛翔するカモメ。GX7+SIGMA60mm/F2.8、GM1+14-140mmの組み合わせでカメラの設定を色々と試しながら撮影してみました。
私の主戦場は薄暗い屋内なので、太陽光がふんだんに得られる屋外での撮影の仕方をそのまま ”ホール内ライブ中フラッシュなしポートレート撮影” に援用するわけにもいかないのでしょうが、何かしらより良く写せる方法を模索したいのであります。
ひっきりなしに飛んでくるカモメに狙いを定め、飛び去る前にしっかりピントの合う写真を撮っていくことをまずは念頭に置いてシャッターを押しました。
(ピントは波頭に来てますね。微妙にカモメが前ボケ気味ですが今回のお気に入りはコレ!)
今回の撮影を通して得られた所感を、自分の備忘として書いておきます。今後、屋内イベントの際の撮り方に活かしていこうと思います。
・GX7は、メカシャッターよりも電子シャッターの方がしっかり写る。今回250枚くらい撮った中でピントの合う合わないはともかく、しっかり合焦している写真でのブレは皆無。ひとまず昼間の曇空の下でカモメ程度の速さの対象を写す場合には問題なさそうなことが分かった。
・GX7でよりキレイに撮れたなあと感じた設定は以下。フォーカスモードはAFF、「クイックAF」ON、「シャッター半押しレリーズ」ON、「シャッター半押しAF」OFF、「AF/AEロック切換」は[AF-ON]で親指AFにする。これはピント合わせとシャッター動作を分離することとシャッターボタンを押し切らずにレリーズすることでボディへのショックを極力減らす考え。タッチパネルを押してレリーズする「タッチシャッター」は手ぶれの原因になり得るので使う場面を選ぶ方法だと思う。暗い屋内での撮影には向かないのではないか。レンズは60mm/F2.8だけだと心もとないので42.5mm/F1.7と15mm/F1.7も予備に携えておきたい。
・暗所での電子シャッター使用による、古い蛍光灯の点滅の影響(フリッカー現象)を受けて発生する縞ムラは依然として心配。電子シャッターを使う限り、シャッター速度を1/50ほどに抑えて撮るくらいしか方法はない。もしも、来年あたりに出るであろうGM5の後継機(GM7?)がGX7に電子先幕シャッターが付いたようなものであったら自分にとっては無敵マシン。間違いなく飛び付くだろう。
・GM1は電子先幕シャッターが優秀(だと思っている)なのでそのまま使う。大きさはアンバランスだが手ぶれ補正機能のある14-140mmズームレンズを付けてサブ機として幅広くチャンスに備えたい。キレイに撮れそうな位置関係であれば42.5mm/F1.7(手ぶれ補正機能あり)に付け替えて撮る。
気が付いたら2時間近く撮っていました。気温はこの時期には珍しく+10℃ほどありあまり寒さは感じなかったのですがとうとう雨がぱらつき出したので撤収いたしました。たくさん飛んできてくれて助かったよ、ありがとうカモメたち。
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色温度のこと。頭では分かっていたつもりでも、先日の小樽での失敗は本当に痛恨でした。因果関係が理解出来ていなかったんですね。失敗繰り返すまじとの思いを胸に、家にあった白熱灯を使って色味を確認してみました。
カメラの設定はホワイトバランス以外弄っていない状態での比較です。
・白熱灯の明かり、ホワイトバランスは「AWB」(オート)
赤味を帯びた光がそのまま見えています。小樽で私が取ったのがこの方法でした。
・白熱灯の明かり、ホワイトバランスは「白熱灯」
赤ちゃんペンギンの見え方が蛍光灯下でのそれに近くなっています。背景は青みを強く帯びています。そういえば、Twitterで拝見する先達の皆さんの写真は女のコの顔色は自然な色味で、背景が青かった。なるほどこういうことだったんですね…。
自分で試して初めて理解出来ました。本当に初歩的過ぎてお恥ずかしいことでありますが、たいへん勉強になりました。
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