平成初期に理系の大学で学んでいた者としては、外来語の長音「ー」は省略して「プリンタ」「エディタ」「コンピュータ」などと書くことが身体に染み付いているのですが、昨今は長音を略さないのが主流だとか。まぁ、「ボーダー」「ハンガー」「ライター」など略さないものも沢山ありますからね。区別が難しくなってくるのは時の流れ。長音ありでまいりましょう。

それはともかく。2013年の秋に購入し、当時『数年は戦えます』なんて書いてましたが、気付けば12年間もの長きにわたり使ってきたプリンターEP-806AB。

プリンタ買い替えEP-806AB | mashuu thinkin’

 

長年便利に使ってきましたが、ついに役目を終える時がやってきました。廃インク吸収パッドの吸収量がとうとう限界に達したのです。

この機種は、自分で交換できる造りにはなっておりません。EPSONの修理窓口に依頼すれば交換できるようですが、ここ数年は給紙エラーが頻発しており、1枚ずつの背面給紙機構に頼って印刷していました。実は不便でして、この機会に設備更新を図ろうと思ったのです。

まだ検討中なのですが、6色染料インクを使う806Aの真っ当な後継機であり、写真印刷の上質さに間違いはないであろうEP-887Aにするか、

 

 

それとも、圧倒的に経済的なエコタンク搭載のEW-M873Tにするか。染料5色+顔料1色と、こちらも6色インクです。

(AmazonではEP-と書かれていますが、EW-が正しいです)

 

エコタンクも色々あって三原色+黒、の4色インクを使う方式だと写真印刷の質がイマイチ、というレビューを読んだことがあります。その記憶から今回の選択肢からエコタンク機は対象外としていたのですが、考えを改めました。エコタンクのフラッグシップ機はその点を克服しようと開発され、EPSONが自信を持って約5年もの間、後継機を出さずに販売しているのだと思います。

淡い階調の表現が得意な887Aと、グレーや2種類の黒(フォトブラック、マットブラック)を駆使して表現するM873T。どのように写真の出来が異なるのか、先達の動画や考察記事などを拝見して検討しているところです。

購入すればまた長い年月使っていくでしょうから、ひとまず価格差は気にせず、メリット・デメリットを徹底比較して、納得できる品を選びたいと考えております。