やりきれない話

どうにも重い話はなるべく避けるようにしているのですが、今日はたまらなくやりきれない気持ちなので、書いて残します。仕事関連です。

22日夜に、私とカメラマンが取材を進めている函館に営業チームもやってきました。その夜、終業してから私たちが取材することになっている店に来て、同じタイミングでお店と広告の打ち合わせを行うのです。新しい車でやってきてご満悦だったSさん。店に向かう途中で偶然出会った彼は、たまたま出合った旧友と道端で楽しそうに歓談していました。その後一緒に店に向かい、「めったに取材現場には立ち会うこともないから」と珍しく見守ってくれていたSさん。次の取材にも同行して、午前2時半頃、バタバタしていた私たちに「じゃ、帰りま~す」と快活に言い残して帰って行きました。Sさんと一緒に来ていたOさんは疲れてSさんの車の助手席でグーグー寝てると言ってました。

翌日、つまり今日。15時半頃、グラビア撮影を終えて次の取材地の近くで一息ついていた私に、会社から連絡が入りました。

「SさんとOさんのこと…聞いてる?」

「いいえ?」

「亡くなったんだよ」

「えっ…」

もう、絶句です。隣で遅い昼飯を食べていたカメラマンも、事情を察して箸を置きます。

「明け方に定山渓で、交通事故で…2人とも亡くなったんだ。お前らもとにかく気をつけて」

だって、昨晩いろいろ話したりしてた昨日の今日だよ? あんなに元気だった人だよ? 信じられません。ショックは大きかったのですが、ひとまずは取材を消化せねばなりません。カラ元気を出していつもよりてきぱきと仕事をこなしました。そして、帰りの列車内でニュースなどで情報を集めました。

事故が起きたのは午前4時55分。つまり、私たちと別れてから約2時間後、札幌へと戻る途中での車同士の衝突事故でした。詳細な状況は不明ですが、相手の車が車線をはみ出してきたとの分析がなされているようです。

無念でなりません。明日はお通夜ですが、仕事で行けません。恐らく、私たちが、会社の中ではSさんと生前に言葉を交わした最後の人間ですからお線香の一本も上げたいところなのですが、業務はせちがらいものです。改めて、おふたりのご冥福をお祈りします。

SさんにもOさんにも、ものすごくお世話になっていました。身近な人たちが突然いなくなってしまうのは嫌だ…。残された家族の方々は、想像も絶する悲しみに包まれていることでしょう。交通事故は残酷すぎます。

みなさん、と呼びかけるのはおこがましいですが、仕事やレジャーで長距離を運転されるみなさん、どうか無理な運転プランは立てずに、余裕を持って安全なドライブをお願いいたします。