忘年会

夜9時から。とにかく眠くて朦朧としていて、声も出なくて、座っているのがやっとというありさま。せっかく向かいにA先生が座ってくださったのに、ロクなことが言えなかった。「お久しぶりです、ネットのエッセイ拝見してます」。いきなりネットの話も失礼だと思うが、見るからに、私以外の人間は別な輪で別の話をしてるし、先生に何か話さなきゃいけない状況になっていて…そういうことってあるしょ? 先生と一緒に仕事をしたのはもう1年半も前のことなので、さほどのネタも、共通の話題があるワケでもない。いや、ある。エッセイを読んでいるから、この時も書店帰りの先生がたくさんの本を抱えている理由を知っている。それを話題にしようか…でも、キモイよなそれも。で、いろいろと一人悩んだ末に「エッセイ、警句ですよね」と、賛辞なのかどうかわからない感想を述べた。本当に人生の警句が詰まっていると、そう思っているからだ。だが声が弱々しくなっていたせいで「ケイキ? ケイク?」と聞き返されてしまった。もう消え入りたい心境だったが、しばしのちに合点がゆかれたようで、微笑みを返してくださった。ありがとうございました。

その後先生は別の席に移られて、後はずっと無礼講気味の宴会を過ごし、終わったら眠気がピークになっていたので、2次会にも参加せずにそそくさと帰ってきて、28日朝のNTT調査隊来訪に備えて就寝したのである。正直、ちょっと寂しかったけど体が大事、仕方が無い。

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