春の風

夕方、ススキノ内でロケしてる最中のこと。道を歩く女性の顔に見覚えがあった。今や懐かしいとさえ言える、Cちゃんだ。『まだススキノで働いていたのか』と思い声を掛けるとようやく私に気付いた。表情に陰りがある。とある店の住所を訊かれたので、教えてあげた。「ということは、これから面接?」と言ったらとぼけていたけれど、いつかは取材で出会うことがあるかも知れないな…。「がんばって」と声を掛けて、人ごみの中に消える彼女を見送った。

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