渇望と葛藤

会社にて、上司の机にいわゆる”もしドラ”が置いてあった。ボクは書店でチラッとナナメ読みした程度なのだが、周囲の女子社員のみなさんも読んだと聞きちょっと焦る。社内でマネジメント理論を語り合う日も近いのだろうか。今の会社でそんなことがあるとも思わなかったが。

で、言わなきゃいいのに著者についてのアレコレや「主人公にはモデルがいてさ云々」など語ってしまって、知らないと返される。あーオレ何言ってんだ。「今度映画化するんだってね。モデルのコを主役にしてあげれば良かったのにね」とフォローのつもりで付け加えるも、反応薄い。物言えば唇寒し秋の風。

「結局、AKBの誰好きなんですか~?」と訊かれて「誰ということもないんだ。彼女らの創り出す物語を楽しんでるのさ」などとスカしたことを言ってみるが、もしも「ちょっと前までえれぴょんだったけどもう卒業しちゃったし、小森美果かな、あ、らぶたんもいいな。渡り廊下7なら7人中5人好き~」などと漏らしでもしたらもう、その先会社でどう生きてゆけばいいのか分からなくなるハメに陥りかねない。

映画の話をした時に「マエダアツコっていう人がAKBにいるんですか」と根源的な質問してきた、15離れた新人女子社員の前でこないだチャンスの順番歌っちまったんだな、オイラは…。君ちょっと小森美果に似てるんだよ、なんて言えないよな思ってても。じゃぁここでなら書けるのかって? なんでだろね。冬来たりなば春遠からじ、となる日が来ればいいなあ。