5月半ばに色々試したものの機能は回復せず、放置したままだった我が車載MDチェンジャー。さきほど、明日の用事で使う物を車に積んでおこうと持って行った時、ふと思って運転席下に鎮座する箱を取り出してみました。ダメもとでまた久々にいじくってみようかと思ったのです。
MDを入れるマガジンを除けて奥を覗いてみると、何と! レンズが見える。指を突っ込んで綿棒を伸ばせばなんとか届く場所です。これなら分解する必要もありません。もっと早く確認しておけば良かった……。
早速、綿棒を持って来て湿式クリーナーの洗浄液に浸します。『10年前はレンズをキレイにするのも仕事のひとつだったっけなぁ』なんて思いつつ、グッと大胆にレンズの表面を拭く。ここで綿棒をケチってはいけません。キズ付き防止のため、汚れが付いた綿棒のレンズへの接触は避け一度きりで捨てます。数回繰り返し、最後に乾いた綿棒で軽く拭いて完了。念のため先日購入した3種類のクリーナー、エアー噴射のノンブラシ式、湿式、乾式を全部マガジンに入れて、作動するか試します。初めはこれまでの挙動の繰り返しで、全く読み込むそぶりも見せません。『これでもダメなのか』と思ったその時、マガジンラックのカシャカシャ言う音が止まりました。読み取ってる!!
ひとたび取っ掛かりが出来た後は順調に進みました。清掃作業を全て終了し、音楽を入れた6枚のMDを収めて一通りの操作を行い、機能が完全に回復したことを確認。ホッ。やはり読み取りレンズの汚れゆえの動作不良だったワケで、清掃は定期的にしなきゃですな。
レシーバーユニット(f-CD7)自体の不調は依然としてあるものの、またMDが聴けるようになったのは嬉しいこと。’96年頃に録音したMDなどを車に持ち込みニヤニヤしながら聴いております。ただそれゆえに、いつか新しいユニットに換える際にはせっかく復活したMDチェンジャーの廃棄を迫られることにもなるワケで、いささか悩ましい所ではあります。
コメント